豊和化成のものづくり

一貫したものづくりで実現させる次世代の品質基準

日々発展を続ける自動車産業。そのさらなる発展のために高品質・ 低コストを追求していくことが自動車産業に携わるメーカーとしての使命と考えます。

当社は、自動車空調部品を中心としたプラスチック製品の研究開発から設計・生産まで一体となって最適生産に取り組み、お客様に満足いただける品質・価格の製品を創り上げています。

そのために、それぞれの部門が「最適とは何か」を考え、材料調達から開発、製造まですべての工程の改善を実施し、常にニーズを先取る品質を実現しています。

ものづくりサイクル「研究開発」「品質保証」「最適生産」「製品提案」

開発

快適の追究 風に対するこだわり

幅広い当社の製品群の中で、際立つ強みを発揮しているのが空調部品となる「エアコンの吹き出し口」です。とくに車両空調機能の要である「風」に対しては、永年にわたる技術の蓄積とノウハウを基盤に、独自の流体計測システム やシミュレーション技術を駆使して、より快適な空調を実現する製品開発に 取り組んでいます。

研究設備

FFTアナライザ・精密騒音計・無響音室・簡易防音室・熱線風速計・流量計・各種風洞ほか

生産技術

生産効率の追求 効率を追求した自社開発の生産設備

当社では“より良い製品を、より安く、よりタイムリーに”を信念にものづくりに取り組んでいます。常に生産効率向上と柔軟性に富んだ製造計画を推進し、独自の生産設備の開発を生みだしています。また、設計や製造にかかわる社員にとっては「自分のつくったものを世界中の人々に使っていただいている」ことが個人のやりがい、責任感、喜びとなっています。

生産設備

自社開発製造設備-小型タンポ印刷機・1ヶ切り出し機・小型塗装機・セル生産・半自動組付け機

設計

使いやすさの追求 風の動きをつくる

車両における空調は、時間や場所など様々な条件によって必要とされる 風向、風量が異なります。当社では、常にユーザーの好みに応じた風向、風量、風の質を自在に操ることのできる製品を提供するため、車両の空調に求められるあらゆる条件を想定しながら高次元の設計力を駆使して、材料検討から機構の開発・改良までを繰り返し行っています。

設計支援システム

CAD(CATIA)・各種CAE・三次元計測システム・3Dブリンター・操作荷重測定システム

品質保証

お客様満足度の向上 商品の特性に合わせた厳しい評価

「お客様に120%の感動を与えるためには、ものづくりの根幹である品質確保のための取り組みがすべてに優先する」。この考えに基づき、品質管理部門と製造現場が一体となって徹底した品質活動を繰り返し実践。品質に対して厳しい評価基準を設けながら、製品の特性に合わせた評価・検査設備を用いて、より高次元の性能保証、品質保証を実現しています。

評価設備

赤外分光光度計、X線透視装置、大型恒温槽、引張り圧縮試験機、異音評価用振動試験機、各種物性測定装置