先輩インタビュー01
開発部開発課に配属されたのは、約1年前。現在は車内の天井付近などに設置されるアシストグリップの開発に携わっています。この製品は、人が姿勢を保つために体重をかけるので、強度や剛性が不可欠です。くわえて、車内の雰囲気にあった意匠的なこだわりも大切で、開発にあたっては機能・剛性・意匠の3テーマを柱に取り組んでいます。一見すると、どれも同じように見える製品ですが、実は奥が深く、より良いものにしたいという要求はたくさんあります。そうした様々な要求を実現化する為のアイデアを提案し、お客様と議論を重ねて案をブラッシュアップし、その後製品設計を経て、実物モデルとなる試作品を作製、評価・改良を繰り返し、製品化に導いていく。ここに至るプロセスが私の役割です。製品化まで約2年の期間を要してアシストグリップの深奥を極めていくことになります。
現在、開発課のメンバーは10名。若手からベテランまで年齢も幅広く、課内ではいつも会話が飛び交っています。私は開発の経験が浅く、まだわからないことも多いのですが、困ったら先輩がフォローしてくれるので、何の不安もありません。また、各部署間の壁がなく、風通しが良いのも当社の特長ですので、人間関係などの煩わしさとは無縁です。
なんといっても日本一の自動車メーカーと仕事ができるのは、誇りに思います。それもただ受け身でなく、こちらからも積極的に提案し、開発を進められるのは、大きなやりがいや自信につながっています。その分、お客様からの要求品質は高く、何度もプランを練り直すなど試行錯誤を繰り返していますが、その一つひとつの過程を大切にすることで少しずつ実力が身に付いているように感じています。粘り強くチャレンジするという気持ちがある人なら、きっと開発の仕事に向いていると思いますので、当社への扉を叩いてみてはいかがでしょうか?